日本の下水汚泥焼却溶融処理の推移   試行版 2006/7/8

                           清水 洽
はじめに
 
今の水処理技術では汚濁物は汚泥として除去され
水は綺麗になりますが発生する汚泥の処理が必要になります。
 この汚泥には多くの有機物が含まれており、有機資源として活用することも出来ますが、そのままでは大半が水分のために泥状で、埋め立て処分などがしにくい状態にあります。このため汚泥の量を減らし安全無害にする必要があります。右図のように脱水した汚泥を焼却することにより、重量は1/20になり、また腐敗することがなくなります。
これが汚泥焼却処理の目的です。


汚泥焼却溶融の推移
1,各種焼却炉の検討から立型多段炉の導入へ
2,汚泥の無薬注処理の開発
3,高分子系汚泥の出現
4,流動焼却炉が主流に
5,溶融炉の出現
6,地方都市にも流動炉が普及

焼却・溶融炉の設置状況


参考文献
1)日本下水道史(技術編)日本下水道協会編
2 ) 平成15年度下水道統計要覧 日本下水道協会