6,考えること
 毎日使うトイレを快適にするための工夫はいろいろできます。こまかいものが多いので、自分でできるものは考えながらやることもいいですね。電力を使うものも多いのですが、せっかく節水しても電気エネルギーが増えると環境にやさしいとは言えません。
○バリアフリー
 入り口、内部にバーを設置したり、車いすの場合などノウハウが必要。
○温水洗浄便座
  いまや国内の設置率は5割を超えているそう
○換気
 換気扇をつけるかどうか
○手洗い
 洗浄タンク組み込みにするか分離してつけるか   
○暖房
  トイレが家の隅にある家では特に必要ですね。輻射タイプ、温風タイプなど
○トイレットペーパー入れ、タオルかけ 
 右左、高さ、など位置。1連か2連か。小物置き場付きにするか。 2連は必要ない気もしますが、紙がなくなって、交換の時間がないとき助かります。小物置きも、なにかと便利です。
○開閉
 取っ手を従来のノブ形式にするか握力が弱くなっても大丈夫なレバー式にするか
○もの入れ
 トイレットペーパー、洗浄器具、洗剤など意外と収納スペースが必要になります。広さ次第ですが。
○楽しい工夫
内装を豪華にしたり、本棚、音楽を聞けるようにしたり

7、排水設備の工事を頼む
水洗化工事などの宅地内の排水設備工事は、市町村の指定する工事店(指定工事店)にお願いすることになります。。これは不良工事によって使用者にも下水道にも悪影響を与えますので、一定の技術力が求められるからです。指定工事店だからと言って工事費が高くなることはありません。指定工事店のことは市町村の担当部門で教えてくれます。
 排水設備の設置の際、市町村へ申請して、内容を承認してもらう必要があります。また工事後、市町村の検査があります。この手続きは指定工事店が、代行などの世話してくれます。

8,工事見積もりなど
 工事を契約する際には見積もりを工事会社からもらっておく必要があります。複数の会社からもらって中身を比較して発注するようにしましょう。
 ちゃんとした見積もりをもらうためには工事内容がはっきりしていなければいけません。
 実際にかかる経費をできるだけ正確に見積もるための労力はけっこうかかります。何回も工事内容を修正して見積もりをもらうことは避ける必要があります。逆にある程度情報交換して顔見知りになっていないと、まじめな見積もりをしてもらえないこともあります。
 見積もりは工事内容を反映したものでなくてはいけません。おおまかに一式と書かれると内容がはっきりせずトラブルのもととなります。
 見積もりをもらう会社は自分で選んでお願いするようにしましょう