下水道の財源(建設費と使用料) 試行版2006.7.05
                                              Ta.Nin
                                       
 | はじめに |財源の構成 | 他の事業では | 建設費の財源 | 維持管理費財源 |

2,財源の構成
代表的な下水道である公共下水道((注)−1参照)を例にとって整理してみます。建設費・管理費には、大きく分けて、税金などの公的な費用(公費)と利用者が負担する私的な費用(私費)が充てられています。

公費、私費それぞれの構成・内容は、表−1のとおりです。   
建設費には、大部分、公費である国や市町村のお金(国庫補助金や一般市町村費など)が充てられます。(公費に加え私費として、利用者から頂く受益者負担金を投入する市町村もみられます。)

一方、管理費の場合は、私費である下水道使用料(使用料)で大部分を賄い、自然に降ってくる雨水(あまみず)を排除する費用や使用料のみでは足りない部分に、公費である市町村のお金が投入されることになります。
      表−1 公共下水道の財源構成
  種別 建 設 費 管 理 費 備考
公的な費用 (公費) ●国のお金・国庫補助金
●市町村のお金・一般市町村費(市税や地方交付税)・地方債・都市計画税
●市町村のお金・一般市町村費(市税や地方交付税) ※建設費には県が、公共下水道を建設する市町村に補助する場合もある。  (県費補助金)
 私的な費用 (私費) ●利用者のお金・受益者負担金 ●利用者のお金・下水道使用料

(注)−1 公共下水道とは、市町村が、下水道施設の建設並びに維持管理を行うものです。