会員論文の頁(三位一体改革への意見特集)

「地方で出来るものは地方へ」という大きな変革の流れが動き出した。
 
地方の自主性を重んじ、地方の特性を生かした行政を行うことは本来の在るべき姿である。
しかしながら、国依存型から地方自主型への移行は、容易ではない。規制緩和、補助制度の廃止、財源委譲など難問が山積している。
平成16年度から実施された一部の補助金削減は、その対案が明確に示されること無く、先行実施されたことは、地方自治の混乱を引き起こしている。
 
地方への移行において、何が問題なのか。どうすべきなのか。NPOとして提案できることは何か。会員諸氏のいろいろな意見を集めたものであるが、貴方の意見は如何でしょうか。お聞かせいただければ、幸いである。

中川幸男

 

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趣  旨

1 深堀政喜 下水道補助金移譲案に一言H16.9.28受付 水に境界線はない。流域下水道について、国が事業計画関与と補助金交付の二つのツール を持ってこそ日本の水の適正なコントロールが可能である。
2 安藤茂 三位一体改革における流域下水道の扱いH16.9.30受付 公共用水域の水質保全の一元的・国家的管理が必要。下水道事業の財源構成のアンバランス化、事業執行における検査体制の脆弱化のおそれ。
3 澤村三津久

「三位一体」改革に期待するH16.10.1受付

地方分権化は、21世紀水倶楽部にとって、願ってもない活動拡大の機会である。
4 村井基浩 三位一体の改革への意見H16.10.2受付 公共用水域の水質保全について、目先の水域と考えず、更に広い水域と捉えれば国レベルでの管理が必要。下水道事業費補助(流域下水道分)は廃止せず、国の資金面、技術面における助成によって政策的誘導が行えるようにすべき。
5 亀田泰武 三位一体改革意見H16.10.5受付 下流の水質保全のため下水道事業を行うのに補助金は不可欠。しかし地方の状況に応じて効率的な執行を実施できるように。公共下水道の高度処理施設は財源を今の流域下水道と同じ程度に引き上げるべき。
6 望月倫也 国・地方の関係は新規まき直しでH16.10.6受付 補助金制度をいったんなくし、ゼロからスタート
参考:知事会の主張>国庫補助負担金等に関する改革案H16.8.24
       知事会長・梶原岐阜県知事インタビューH16.10.4NEW!!日経グローカル誌より転載
    河川協会「河川文化」誌・松田芳夫氏「平成の維新か世紀の誤りか」H16.9号NEW!!
国土交通省下水道部H17概算要求概要から