合流式下水道の課題

下水排除方式合流式の現状合流式の問題点雨天時越流水の改善


合流式下水道越流水の改善
合流式下水道の改善に必要な施設の構造及び放流水質を規定するなど、下水道法施行令が改正されました。(平成16年4月1日施行)
合流式下水道の改善対策に向けて、改善計画を策定し、原則として10年以内に対策を実施することになっています。その他の改善策として、
@越流回数を減らす A越流水を減らす B消毒する等で公共用水域の水質改善を図ることが出来ます。
具体的な改善法として、雨水の地下浸透・越流水を管渠貯留・越流水の消毒等で対応する事ができます。
A問題解決技術
 高降雨時に下水の未処理が公共水域に流出するのを防ぐ目的で、処理技術の開発が行われて実行されています。
未処理水を対象に処理装置等を設置して、公共用水域の水質保全を図っています。
国土交通省 都市・地域整備局 下水道部 ・合流式下水道の改善ホームページ を参照願います
B皆さんが出来ること
 合流式の地域にお住まいの方は、(1)下水道に油は捨てない(油をリサイクル・油を拭き取る・油を新聞紙等に吸わせてゴミ処理)(2)高降雨時の時間帯は出来るだけ節水し排水量を減らす等の対策で公共用水域の水環境保全に貢献します。
油については、合流式・分流式であっても下水道に排出すと、オイルボール問題・下水処理場の微生物処理性能に悪い影響がでるので排出しないことをお願いします。
油は資源として再利用(石鹸・燃料として活用)することが求めています。
合流式の問題点を解決するための対策は進んでいますが、完全では有りませので、排出者側となる皆さんのご協力と合せ総合的に解決することが求められます。