合流式下水道の課題

下水排除方式合流式の現状合流式の問題点雨天時越流水の改善


合流式下水道の現状
日本の近代的な下水処理場は、東京都の三河島処理場(1922年・大正11年)が始まりであります。
初期の下水道建設計画は、降雨時の水害を防ぐことを優先し、経済性を考えて、合流式が推奨されてきました。
その後、合流式の欠点を補う事から分流式を推奨し、1972年(昭和47年)から分流式が建設されるようになりました。
従って、都市を中心として、1972年以前に建設された合流式下水処理場が多くなっています。
合流式は全国の13%(人口比)で実施されています。主に政令都市の41%(札幌市・仙台市・千葉市・横浜市・川崎市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・広島市・福岡市・北九州市)・東京都区部では82%が合流式である。
全国で合流式下水道を採用している都市数は、192ヶ所あり、合流式の処理面積227千haとなり合流式の占める面積割合は19.6%であります。
皆さんの住んでいるところが合流式であるのかは、下水道広報あるいは地域の下水道局で確認する事が出来ます。