合流式下水道の課題    試行版 5/20           菅原 通彦

下水排除方式合流式の現状合流式の問題点雨天時越流水の改善


下水排除方式とは
  汚水と雨水を混ぜて1本の下水道管で排除する「合流式」と汚水・雨水を2本の下水道管で別々に排除する「分流式」があります。排除方式の経済的な特徴として、合流式は、管きょが1本で済むため、必要なスペースも抑えられ、狭い道路でも施工が容易で建設費も安くなります。一方の分流式は、管きょが汚水管と雨水管の2本になるため狭い道路では施工が困難となり、合流式に比べ建設費が高くなります。
合流式の欠点として、高降雨時に一部の未処理水が一時的に公共水域に流出することがあります。

下水とは
家庭や工場から汚れた水「汚水」と道路や住宅地に降った雨「雨水」を合せて「下水」と呼んでいます。