消化タンクトレーサー調査 横浜中部処理場 1982.9.2.  (写真、文 佐藤 和明 会員)

消化タンクトレーサー調査  土木研究所汚泥研究室

於:横浜市中部処理場  
日時:
1982.9.2.

解説:下水道事業調査費の研究テーマ「汚泥消化によるエネルギーの回収に関する調査(S50−58)」の一環で行った消化タンクの有効容量を評価するトレーサー手法の開発調査の一端を示す写真です。調査当時、当該消化タンクは清掃後6年が経過していました。リチウムをトレーサーとしてパルス投入、約40日間のリチウム流出曲線を解析した結果、デッドスペースが44%であるという結論を得ました。写真3枚目、4枚目のバットはリチウム溶液用です。

調査結果の詳細は、「消化タンクの槽内撹拌に関する実測調査」土木研究所報告第172号、1987/2pp.58-76.,または「トレーサー法による消化タンクの有効容量の実測とその評価」下水道協会誌22250号、1985/3.pp.67-73. を参照ください。