排水設備と下水道(合流式下水道)

 道路下の下水道管および取り付け管(宅地から道路下を横切って下水道管に接続する管)は市町村、また宅地内の配管(排水設備)はその宅地の所有者が管理責任を持ちます。
 管理境界は公共ますになります。公共ますの場所、管理は市町村の方針で少し異なります。公共汚水ますは市町村が、道路側に設置するケースが多いのですが、民地側に設置する場合、また使用者が設置するケースなどあります。公共雨水ますは、殆どが道路側です。
 一方、上水道では水道管から蛇口に至る管は給水装置といって宅地所有者の管理責任となります。給水管は道路下を通って、敷地に入り、水道メーターを経て屋内に入っていきます。このように給水装置は、道路下にある水道管から宅地に至る管も含みます。実態上ではマンションの受水槽までとか、道路工事の時などの公道下の給水管立ち会い検査とか、けっこう公共団体が面倒を見てくれるようになっているようです。