−列車とトイレ世界編−
                  −イタリアー         試行版2007/9/3
                                NPO21世紀水倶楽部
                                     
清水 洽  
                                   ダイネン褐レ問
日本の列車トイレの変遷に引き続き、世界編に挑戦したいと思います。あくまでも私が訪問し乗車した鉄道の写真を中心に、その国の列車トイレの実情を報告いたします。まずは私の娘が住んでおりますイタリアからです。
ヨーロッパの鉄道列車トイレは基本的には垂れ流しのようです。イタリアの鉄道網は日本と同様良く整備されており、主要幹線は電化されています。しかし、地上施設は判りませんが、車両設備の維持管理はあまりよくありません。開閉できない窓、鍵のかからないトイレ、落書きだらけの車両が結構あります。列車トイレも全車指定のユーロスターES(Euro Star Italia)は少量の水を使った真空式のトイレで、汚物はタンクに貯留されていると思われます。同じく全車指定のIC(Inter City)特急や、一般自由席の急行、普通列車は水洗ですが全て垂れ流しでした。トイレは各車両の両端に1箇所づつ整備されていますが、最近キセル乗車や違法在住者などがトイレに隠れて移動する事から、トイレの数を減らすそうです。
一方、アオスター渓谷やシシリア等のローカル線は電化されておらず、気動車が1両か2両で走っていました。トイレはもちろん洋式ですが汚く、私の学生時代の国鉄車両のようにトイレの流し管からレールや枕木を見ることが出来ます。
ユーロスター(ES)
インターシティー(IC)
一般列車
ローカル線
私 鉄