金田みたて海岸見学会報告 2025/04/28
                        NPO21世紀水倶楽部   亀田泰武
 ここは初めての場所。昨年の木更津漁協との話し合いで、ホテル三日月の辺りではアサリの自生があるようだと聞いたので企画することにした。巌根駅から約4km、 横断道路に近いところで盤州干潟の中央部付近。ホテル三日月は南西約1.5kmのところに。見学会の参加者は、総数4名でNPO水倶楽部からは3名。
 集合は4月28日(月)9:15内房線巌根駅西出口で、そこから世話役の大野さんに送っていただいた。平日であったが5月連休の間であったため、潮干狩り客は多かった
 当日の潮の状況は、潮位表で東京は28日が新月で大潮。干潮は11:14の−7cmと23:35の83cm、満潮は4:33の195cmと17:47の201cm。。天気はくもりで風があり、少し肌寒かった。
 
カニと思われる多くの穴

移動図 金田見立て海岸 大野さん作成
  浜に入ったときまだ潮が十分引いていない状態で、とりあえず人が集まっていてアサリが撒かれていると思われるところでお土産用の貝掘り。小型ではあったがけっこう取れた。
 その後漁港寄りの南端から貝が撒かれていないと思われる端の方を沖に向かって調査。
 最初降りた浜はカニらしい穴が多かった。沖の方に行くとウミニナ類とそれが動いた後の線状の模様が目立った。
 熊手で3から4回掘るとアサリ稚貝と4cmくらいのシオフキが取れ、この辺りでアサリ、シオフキがある程度自生しているということの確認ができた。アサリの模様は、白と黒が多かった。黒色は加熱すると茶色になる。
   他で見られたツメタ貝やマメコブシガニはここでは殆ど見られなかった。
 潮干狩り場の中央付近に10m角くらいのネット屏を張った区画があり、干潟がネットでカバーされていた。捕食や波浪を避けるためであろうかカバーをした状態での生育状況を調べていると思われる。
 アサリの貝殻模様は木更津海岸と同様にきれいな物が多かった。

ウミニナ類と這い回った線状の模様

黒と白の縞模様のは、はじめて。
端の方で出てきた貝類。アサリ稚貝、時々いたバカガイ。この大きさのバカガイははじめて。このなかにないが、シオフキも出ていた。 シオフキとウミニナ類。
 金田みたて海岸
 ここの左に漁港。向こうに東京湾横断道路。沖の方に簀立ての柵