2023東京湾大感謝祭の報告                 亀田泰武           亀田
  東京湾大感謝祭は、市民や企業、団体と国や自治体がともに、海を起点にライフスタイルの転換を考え、行動するきっかけを提供する場として2013 年より開催されている。
 昨年は大桟橋の先端にある大きなホールで開催され、今年は横浜市役所1階のアトリウムで開催された。そのほか大桟橋ホールでのシンポジウム10/13、乗船体験10/1などが開催された。  
○横浜市役所市役所アトリウムの出展 10/14土,15日
 今回は会場スペースが昨年より狭く、市民団体コーナーでの無料出展がなくなり、NPOは安かったが出展は有料であった。
 水倶楽部の設立趣旨である、一般市民に対して、環境保全についての知識の普及と啓発に関する事業を行なうこと、に合致する数少ない機会なので出展した。出展はクイズとパネルなど。割り当てられた場所は主会場から少し離れた広い通路のなか。感謝祭のHP掲載が開催まで遅れたりなどPR不足気味で、主会場から離れているので来客が心配であったが、桜木町方向に向かう通路の一つであったためそこそこの来客があった。
 パネルは、東京湾の海水量、下水処理水量などの基礎データ、下水処理の図解、東西トイレさまざま、葛西海浜公園のハマグリ調査、奇跡の一枚の微生物画像集。クイズに誘い、興味のありそうな人にパネルの説明をおこなった。
 クイズは流域人口当たりの東京湾の水量を推測してもらうもの。50m3から5000m3まで6個の数字のどこかにシールを貼ってもらった。15才以下は赤を、15~60才までは青を、60才以上は黄色で、答えは2千m3のEで感覚からすると以外と多いと思われるが、回答が一番多かった。回答者には大貫理事製作のひょうたん50個と微生物のクリアーファイル2種。シールは合計227枚貼られ、このうち15才以下が41枚で、子供の参加が少なかった。ひょうたんは15日の午前でなくなった。
 展示ホール主会場では、GKPが東京ワンダー下水道を出展していて、ステージでは「水の天使と考えよう!下水道 と東京湾再生について」があった。出展者数は37小間、総来場者数は3800人とのこと。

 準備や説明の参加は、
14金準備 大貫、高橋真、亀田 15土 佐藤、髙島、高橋真、亀田 16日 竹石、大貫、若狭、渡部、亀田

○東京湾シンポジウム
  10/13金
 大桟橋ホール奥に設置されたステージで実施。第23回になった。
 ポスターセッションで葛西海浜公園のハマグリを発表。 最近貝類が殆どいない海浜公園で、一度撒かれたハマグリが大きく育った例と、コロナが始まる頃奇跡的に定着したハマグリがある程度育っていたが、今年また減っていることを報告。貝類が定着に成功さえすれば育つと思われる。
写真1 アトリウム主会場全景 
東京湾クイズ 一人当たりの東京湾の水量はどれくらい 2023
A B C D E F
水量m3 50 130 320 800 2000 5000 小計
~15才 0 2 5 11 18 5 41
15~60 7 18 25 39 37 23 149
60才~ 0 2 7 4 16 8 37
小計 7 22 37 54 71 36 227

写真2  NPO21世紀水倶楽部の展示 
写真3 GKP東京ワンダー下水道 
 
 パネル 東京湾クイズ

パネル 東京湾のいろいろ

パネル 活性汚泥微生物のいろいろ

パネル 葛西海浜公園のハマグリ