木更津の干潟(盤州干潟)見学会報告 2019/05/19
                              NPO21世紀水倶楽部   亀田泰武
 見学会をはじめたのが2004年からで最初は多摩川河口干潟見学であった。木更津海岸見学は2006年を皮切りに今年で10回目となる。 昨年は6月14日の木で梅雨時期であったため入場者は少なかったが今年は連休最後の日曜日で多くの人出があった。当初4月21日に予定したが参加者が少なく予備日の5月19日に変更した。ただ今年の大潮はいつも週末にあたり、そのせいか見学会の参加者は少なく、総数4名でNPO水倶楽部からは2名。
 集合は2019年年5月19日(日)10:00木更津駅西口出口で、そこからタクシーで近くまで。休日なので会場周辺の駐車場はすべて空きなしの状態。
 当日の潮の状況は、潮位表で東京は19日が満月で、干潮は11:14の11cm満潮が23:32の89cm。
干潟に降りてみると岸近くまで多くの人が貝掘りをしていて沖に向かったがその途中もサイズは大きくないがけっこうアサリは沢山いてこの状態は境界線のネット近くまで。アサリが広くいる一方、ツメタガイも多くなっているのか3個も採取。昨年多かったキサゴは多かった昨年ほどいない状況。稚貝は非常に少なく来年の地元育ちは期待できないと思われる。シオフキやマテ貝は殆ど見ることがなかった。20cmくらいあるカニの死骸を見た。
 その後沖の方に進んだが400mくらいのところから沖はアサリをはじめあまりいないようであった。
 貝殻は多く、生息にはいいようなのだが。
 300mくらいまで多くの人がいたがそれより沖は殆ど人がいない状況。丁度そのあたりでハマグリを沢山取っている人がいたので聞いてみたら撒いたらしいところにけっこうかたまっているとのこと。
 その近くをあちこち掘っているうちに、コアマモの下でけっこうハマグリが多いところがあり、慣れない家族連れに譲ったりしてもそのとき取れたのが33個も。これまで取れたことがなかったハマグリが昨年一人平均1個も取れて驚いていたが、こんなにいるとは。
 事務所の人に聞いたら今年は相当量のアサリを深場や近くから運んできて撒いたそう。貝殻模様が同じようなものだった理由が分かった。去年の残りを探すことができず。ハマグリも出所は分からないがけっこう撒いたとのこと。
 ハマグリでツメタガイの攻撃の痕跡を残すものがあった。貝殻が厚いので助かったのか。穴を開けられていたハマグリの貝殻も見かけた。
     ーアサリの芸術
木更津海岸干潟の人出
 遠望した北の金田海岸も多くの人がいるようであった。

青いアサリ
 きれいな青で、ただ調理で色が消えてしまうよう。
ハマグリ
 岸から300mくらいのところに。けっこう固まっていた。
ツメタガイの攻撃を逃れたハマグリ  右の上
右の茶色い貝殻にツメタガイに削られた白い丸いところが見える。

カニの死骸

 20cmくらいと珍しく大きかった。タイワンガザミのよう